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1970年代のようだ? 1980年代前半に市内の平和が復活のスタート!? 2013年から再び!?

アンティファ、
NYの店舗を再襲撃
──BLMから3ヵ月の今、叫ばれる「割れ窓理論
安部かすみ
2020/8/18(火)10:31

https://news.yahoo.co.jp/byline/abekasumi/20200818-00193869

 

 

 

アメリカの
ブラック・ライヴズ・マター
(BLM)
運動のその後をご存知だろうか?


ジョージ・フロイド氏が殺害された5月末以降、

全米各地で

大規模なデモが毎日行われてきた。

その後

デモは縮小し、

ニューヨークでも
集会が行われてきた公共スペースや警察署の周辺は

現在、

バリケード

そのまま残された状態ではあるが、

目を光らせる大量の警官は

もういない。

しかしながら
今でも、

集会やデモ行進は

平和的に続いている。

数日前も、

筆者の自宅前の通りでは、

自転車に乗った100人以上のグループ
(多くの参加者は黒人ではない)
が、警察への抗議として
「Nojustice,nopeace...(正義なくして平和なし)」
と連呼しながら走っている姿を

目にした。

ニュースを見ても、

抗議は
まだ終わっていないことを実感する。

そんな中、

事件は起きた。

8月15日夜、

ブルックリン区内でも治安が良いエリアの1つ、ウィリアムズバーグ地区で

デモが行われていたが、

一部暴徒化した集団が、

閉店後の店を次々と襲撃した。

地元メディアは、

一部は反ファシズム運動を展開するアンティファ(Antifa)による犯行

とみている。

トランプ大統領は以前の声明で、

アンティファが暴動を扇動している

とし

国内のテロ組織と見なす

と非難してきた。

映像ニュースサイト「ライヴリーク」も、

今回

発生した破壊や略奪の様子を

映し出した。

この映像で、

誰もが
5月末に当地で発生した破壊、略奪行為を

思い出した。

今回も

犯人が
アップルストア
ホールフーズマーケットなどの
窓を割って

店舗に不法侵入をしている

姿や、

スプレーで
外壁に
FTP」(警察を罵る言葉の略)、
「ヤッピー死ね」
(ヤッピー=若くして成功した金持ちのこと)、
「人殺しベゾス」
(ホールフーズマーケットを運営し、警察組織と癒着があると言われているアマゾン社CEO、ジェフ・ベゾス氏)

などの落書きをしている姿が

映し出された。

ライヴリークによると、

この日のデモは

もともと、
ジョージア州
ストーンマウンテン州立公園
で行われている、

南軍記念碑の撤去

求めているデモ


サポーターだった

という。

この記念碑は、

公民権運動家により

人種差別のシンボル
とし叩かれているものだが、

この記念碑のデモと
アンティファによるとされる今回の破壊行為の関連性は

不明だ。

今回
襲撃された店がある
ウィリアムズバーグ地区は

2000年以降に
アーティストが、

近年は
ヤッピー層が

好んで移り住み、

夜間でも
割と治安の良い場所だ。

このニュースを聞いた近隣住民は、

「1970年代に逆戻りだ」
「犯人は鬱憤ばらしで破壊行為をしているだけ。彼らは何も考えていない」

と、怒りをあらわにした。

 

ニューヨークは

パンデミック以降、

特に
BLM運動が発生したあたりから、

銃撃事件が→急増し、

治安悪化の一途を辿っている。

これまで

銃がらみの事件を滅多に聞かなかった筆者の近所
(徒歩20分圏内)

でも先週、

2人も銃で撃たれた。

15日午前10時半ごろには、

主要駅の1つ
ランドセントラル駅


プラットフォームで、

40歳の男性が
何者かに
ランダムに腕を撃たれる事件

も発生した。

犯人は捕まっていない。


NYPD(NY市警察)が
8月3日に発表した

最新の犯罪統計

でも、

治安悪化が数字として表れている。

今年7月の
1ヵ月間に市内で発生した発砲件数は

244件で、

昨年同時期の

88件に比べて

177%も→増加。

また
昨年1月から7月末までに発生した
発砲件数は

450件、

今年の同期間は

772件
(被害者に6歳児や1歳児も含む)

で、こちらも72%の→増加だ。

また
殺人件数も→増加している。

7月の1ヵ月間に

市内で
発生した殺人件数は

54件で、

昨年同時期の

34件に比べて59%→増加。

今年1月から7月末までに発生した殺人件数は

235件で、

昨年同期間の

181件
と比べると

30%→増加した。


ほかにも

7月は

自動車やバイクの盗難が

900件にも上り、

昨年同時期に比べ

53%も→増加した。

唯一減少したのは
性的暴行事件だけだった。


市内全域で

急増する重犯罪

対処するため、

NYPDでは

7月19日、

事件多発地域を対象に
「エンド・ガン・バイオレンス計画」
(EndGunViolenceplan)
を立ち上げた。

新型コロナの影響で

観光客が→激減しているため、

観光地に配備する警官を減らし、

その分、

重犯罪多発地域に配備する

というもの。
しかし

実施から約1ヵ月経ったが、

その効果は
なかなか数字として反映されていない。

 

●再び叫ばれる「割れ窓理論

犯罪対策を語る上で、
アメリカではよく耳にする

割れ窓理論
(BrokenWindowsTheory)

というのをご存知だろうか?

これは
「街中の
建物の窓が
壊されても

誰も気にせず
放置しておけば、

残りの窓もすぐに壊される」

「小さな秩序の乱れは、

やがて

強盗や殺人など重犯罪に発展する」

という考えだ。

治安を維持するには、

たった1枚の窓も壊れた状態にしておかない、

落書きやポイ捨ても放置せず、

排除、清掃することが

治安向上には重要なのだ。


この理論はもともと、

犯罪学専門の
ジェームズ・ウィルソン氏

ジョージ・ケリング氏

1982年に
『アトランティック』誌で発表し、

話題となった。


ニューヨークは

1975年の市財政危機を引き金に、

国内有数の犯罪多発都市になった汚名の歴史がある。

しかし

2013年をピークに、

近年

治安が向上したのは、

1990年代以降

この「割れ窓理論」が実践されてきた功績が大きい。

治安回復を公約したルディ・ジュリアーニ氏が

市長として94年に誕生し、

当時のブラットンNYPD警察長と共に、

割れ窓理論を採用し
治安対策に乗り出した結果である。


90年に

年間2200件以上に上った殺人件数も、

ジュリアーニ市長が誕生して
3年後には

犯罪数が→減少し、

67年以来の最低水準にまで→低下した。

それまで

売春婦がたむろしていた
タイムズスクエア

現在のような世界的観光地として

生まれ変わったり、

グラフィティだらけだった地下鉄が

綺麗になったりしたのは、

前市長の功績が大きい。

しかし、

この街は

残念ながら

再び荒廃の道を歩んでいる。

BLMデモを悪用した一部の犯罪者 ←(*'ω'*)コレ
により、

多くの店が破壊され

商品が略奪された。

建造物は

スプレーで落書きされ、

使い捨てのマスク

手袋を含むゴミ

が闇雲に道端に投棄される

など、
バンダリズム(破壊)が

深刻化しつつある。

だからこそ

今、
再び

割れ窓理論
に焦点が当てられている。

6月上旬、

ニューヨークのどの店も

防護板が取り付けられ、

新型コロナのパンデミック

ゴースト化した街が→さらに無残な姿になった。

小さな無秩序も

見逃してはならない。

再び

こんな死んだ街になるのは御免だ。

6月、

防護板が取り付けられた五番街のドルチェ&ガッバーナ。

現在は

多くの店が板を取り外しているが、

再びこんな姿に戻るのか!?